※ただし子供の。
最初子供ってマーカーないしクレヨンをげんこつ握りで扱いますよね?
ちょっと持ってみてくださいな。
こんな風になりませんでした?
はい、こんな風にもったあなた、不正解です。
子供は最初こういう風に持ちます。
すっげ持ちにくいでしょう。
どんだけ大人が上図のようなただしいげんこつ握りに握らせても、子供(1〜2歳)は必ず下図のように握りなおします。
こんな持ち方じゃ確かにぐちゃぐちゃな絵しか描けませんよね。
これにはちゃんとした理由があります。
人間の体は未発達な状態で生まれてきます。
その発達は、中枢から末端に向かって成長していきます。
腕の場合、まず体の中心に一番近い肩、次に二の腕、肘、手首、手のひら、最後に指と発達していきます。
発達段階に達していない子供はその部位の筋力をうまく扱うことができません。
ゆえに、肩のちからのみで絵を描くことのできる、下図の持ち方からスタートするのです。
んで、手首がうまく使えるようになると普通のげんこつ握りデビュー、と。
以上、講義で聞いて感動した話を知ったかぶりでひけらかしてみましたー。
今こうして指が使えることって、絵が、字が書けることってすごいことなんだなーと感動したのさ。