見てきました!感想!自己解釈!
世惑い子を感じました。
物語の中にメッセージはなくて、見た人が勝手に好きなように解釈しておくれ…それが私は嬉しい…という作品というか。
強いて言うなら血の繋がった先祖が監督自身というか。
自分が築き上げてきた世界を、歪んでしまった世界を、自分の血の繋がる相手に託したい。これからの物語を描き続けて欲しい。でもその願いは、哀れにも自分の創造した世界の登場人物により強制的に壊されてしまいます。選択肢のないまま現実に送還される主人公たち。お互いが現実を生きる決断をする。僕たちはこう生きることにした。という話。に感じました。
異世界が壊れるということはぎゅらみもあるのかもしれない。異世界が存続していたら世界の創造主になれたかもしれないのに、それは壊されてしまった。
ジブリ作品映画館で観たの初めてだった。やはりさすがの映像技術。
セリフが少なくて設定や効果から観客に「伝わるといいな~」という程度の描写。でも登場人物の心情がなんとな~く伝わってくるんだから不思議だなあ。
米津さんの主題歌が良かった。泣けてきてしまう。
わらわらが可愛かったです。ありがとうございます。ありがとうございます。
原作小説を忠実に再現…とは感じなかったので、原作小説も読んでみなければなあと思いました。
自分が好き勝手に作った物語を好き勝手に解釈して貰えるのは嬉しいことで、読んだ人の中でその世界の続きが展開してもらえたり物語作りの参考にして貰えるのは本当に嬉しい。というのを、やった作品なのかなー。と。思うなどしました。共感はいらない。教訓もいらない。ただ、なにかを考えてくれたら、とても嬉しい。
友人が言っていたのは「アオサギ、ペリカン、インコに意味はあるのか?外来種か?」で、確かに謎なのでそのへん理由あるなら知りたいなあと思ったり。
ナツコさんが主人公を嫌ったのは本心なのか嘘なのか、本心であるとしたら主人公は母親が入院するきっかけを作ってしまった等憎まれる理由があるのか?
面白かったです。