Clockway

項の日記です。

国語の話

なんか思い出したので。

小学4年生くらいだったかな。
授業のさいごに、毎回、「今回の感想」を書かされていました。
そんで、単元がおわるごとに、ノートが集められて、評価されて、返ってくるの。
いま思ったことをそのままに書いてねって先生が言うもので、はあい先生って、いいこちゃんだった私は思ったことをそのまま毎回書いてましたよ。ええ、思ったことをそのまま遜色なく書いていましたよ。

「これじゃ先生が可哀相だよ」

えっ。

「なんで授業の感想に、『おなかすいた』なんて書いてるの? 授業、聞いてなかったのかなって先生が悲しくなっちゃうよ?」
「え、だって、その日の国語、給食の前だったし…。授業は、ちゃんと、聞いてるし」
「じゃあ授業の内容について書かないと」
「先生、思ったことをそのまま書けって言ってたよ?」
「いいから。今後おなかすいた禁止」
「えー」

先生を傷つけているだなんて心外だ。
やんちゃな男子と違い私は暴言を吐くことはない。
ねちねちした女子のような悪口を綴ることもしてない。

私はただ、言われたままに書いただけだ。
でも、この感想の書き方が先生を傷付けているのなら、仕方がない。

次の授業から、それを心がけて書いたら、次の学期では、国語のノートが学内ノート展に選ばれました。ちなみに、最初で最後。

先生、真面目に感想書いてなかった子がちゃんと書くようになって、嬉しかったのかね。

\国語はどうも駄目で嫌いでした/