Clockway

項の日記です。

そとぅろん

テーマ提出期限まで10日切りましたうへへ。

昨日はゼミの日だったのですが、なんとはなしにみんな卒論を意識して、過去の先輩方の卒論を漁っては語り漁っては悩み。

「アイドル論で卒業されてる先輩がいるんなら、AKBの人気語ってりゃいけるんじゃない」
「フリーダムな卒論を見つけると、真面目なテーマで書くのがばからしく思えるよね」
という3年生を尻目に、
「フリーダムな卒論…。そうだね、どうせ書くんならたのしい方がお得だよね」
「でも真面目なテーマじゃあない方が、実は逆に書きにくかったりするんだよね」
と過去の自分らを見つめるように語る4年生。

見切りをつけて研究室から去った3年生。
お疲れ様でーす、とご丁寧にお辞儀をして、笑顔で、午後の授業に備えるための昼食に向かう。
立ち代わりに、数名の4年生が本棚に群がり、卒論を物色していた。

「…腐女子論…」

!!?!?

ゼミ生のひとり(男子)が、ひとつの卒論を片手に、急にぽつりとつぶやいた。
となりのゼミ生(女子)と語り始める。

腐女子って昔からいるんですね…」
※物色していた本棚は2005〜2008年卒業生の卒業論文のある棚
「うちの中学時代の美術の先生、腐女子だったよ」
「まじすか」
「うん。授業でいきなり公言されて、みんなポカーンだった」
「何歳くらいの方ですか?」
「30代手前…20代後半くらいの、まだ若い先生だったよ」

なんなんだこの会話は。

腐女子市場は最近拡大していますよね」
「あー、本屋にもコーナーあるしね」
「ありますよね」
「私あそこ通るとき足早で通り過ぎちゃう。買っていく人、いるの?」
※男子は本屋アルバイター
「いますよ。意外と、おばちゃん方が買っていきます」
「へえ。Amazonとかで買わないんだ。堂々としてるんだね」
「業務の一環で、売上調査とかするんですけど、一番人気は上司と部下みたいです」
「へえ」

なんなんだこの会話は。

ぱんぴーによる腐女子論を楽しませていただきました。
しかし、本屋店員は自分の苦手なジャンルの調査もしなきゃあかんくて大変ですな…。

あとでこっそり確かめてみたら、「オタク女子についてうんたらかんたら」っていう卒論でした。

オタクって男子ってイメージだよね。

でもコミケの一般参加者の男女比率は女性72%、サークル参加でみても女性54%なんだよ(調査当時)。

なんでオタク文化に染まる女性が多いんだろう??

特にやおい文化に最終的な焦点を当てて調べてみたよ!

こんな卒論でした。
うちの学科ェ…。

いちおう、ね、社会福祉学科なので、社会学ジェンダー学も専攻に含まれているから、外れてはいないんだけど、さ。
よくやったよなあというかんじです。

しかも、
「調査に際して初めて同人誌というものを読んでみた」
とあった。

そっかー。
読んだことなかったのかー。
じゃあ材料集めのために読まなきゃだめだねー。
そっかー。

…………………じゃああなたなぜこのテーマを選んだのよ!!?!???

不可思議でなりません。

卒論、どうしようかなあー。